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千早と旧校舎の思ひ出

・おぱマP


おぱマPが短期集中連載で連日あげておられた「旧校舎の思ひ出」、
本日完結でした。お疲れ様でした。
私は途中から追いつきまして、先ほど全て、読ませていただきましたので、
追記で感想など。ネタバレします。

プロデューサーの元に届く、千早からのメール。
それは、彼女の学校の旧校舎が取り壊されることを伝えるものでした。
彼女は「プロデューサーにも見てもらいたかった」というくらい、
そこを気に入っていたようです。

学校が、馴れ合いが、軽薄に人生を楽しめる人たちが嫌いだった千早が
逃げ込む先として、その旧校舎はありました。

そこで彼女は一人の用務員と知り合います。
初老の彼はぶっきらぼうで、お世辞にも感じのよい人物ではありませんでしたが、
千早と彼は、年齢を超えて、ぎこちない友情を育てていきます。

旧校舎を訪れる理由、そこを愛する理由、それは、二人とも同じなのですが、
それを自覚している彼に対して、千早の方はといえば、
あっさりと言い当てられて狼狽するのが、千早の若さというところでしょうか。

・おぱマP


誰もいない古い校舎で、一人歌声を響かせる少女。
そんな名も知らぬ歌姫に拍手を送る機会があるというのは、
なかなかに僥倖なことだとは思いませんか。
古ぼけた木の壁に染みこんでいく千早の歌声を、感じてみたいものです。

次第に仲良くなっていく彼と千早ですが、長々と話し込むわけでもなく、
短い会話をするだけ。そんな関係が、なんともらしいというかお似合いというか。

・おぱマP


眠り込んだ千早にかけられた上着は、千早に父親を思い出させます。
それが、喜ばしくもあり哀しくもあるのです。

父と娘という関係は。
始終共にいるわけでもなく。さして会話をするわけでもなく。
ただ、なにかしら似ているところはあって。

・おぱマP


校舎というのは、ただの建築物であって、心を持つものではありません。
無粋なことを言ってしまいましたが、千早が何かを感じるとするなら、
それは、彼女自身の感傷なのでしょう。
泣いているのは、悲しいのは、校舎ではなくて、千早なのでしょう。

「最近はあんまり見ないから安心していた」という彼の言葉が、
なんともあたたかく感じるのです。

・おぱマP


そして千早は、迎えにきたプロデューサーと旅立っていきます。

そうですね。
娘はいずれ、父親の元を離れていきます。
作者は千早に、それすらもできない千早に、
旧校舎と用務員の彼をして、それを与えたかったのかもしれません。
望ましい、父親との別れというものを。

旧校舎の暖かさが伝わってくる、いいお話でした。
作者様に感謝を。


(2010/06/28 1:13追記)
・おぱマP


すみませんw すっかり前回で完結だと勘違いしておりましてw
第10話相当のこちらが完結ですw 

後日談になってまして、新しい日常の中にいる千早を、認めることができます。
なんかもー、ちーちゃんお幸せに!
というのにつきてしまいますw

comment

管理者にだけメッセージを送る

ご紹介ありがとうございます

最終回の件については誤解させるようなやり方でご迷惑をおかけしてすみませんでしたw

千早と旧校舎、千早と用務員の関係について、美しい言葉でご紹介いただき、誠にありがとうございます。
千早っぽさが出ていたようなら何よりです。
ご指摘のように、千早と父親との関係を補完したかったのかもしれませんね。
いつもながらの的確なレビュー、ありがとうございました。

コメントありがとうございます!

> おぱマ さん
コメントありがとうございます!

すみません。最終話というのを確認せずに、
すっかり見終わった気分でおりました。
勘違いお恥ずかしい限りですw

追いついたのは途中からでしたが、毎日楽しく見させていただきました。
また、感想におつきあいいただき、ほんとうにありがとうございます。
あまりgdgdと長いのもどうかとは思うのですが、
物語を思い出すにつれ、ついつらつらと書いてしまいます。

それでは、今後とも新作を楽しみにしております。
プロフィール

Author:グレゴール
ニコマス厨の見る専です。

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